営業職としてのキャリアをスタートしたあなたにとって、第一印象は武器です。
どれだけ話が上手くても、最初の5秒で「信頼できなさそう」「清潔感がない」と判断されてしまえば、せっかくの努力も水の泡。
そんな第一印象を大きく左右するのが、スーツ・カバン・靴の3点セット。
今回は「デキる営業マン」になるための2着目以降のアイテム選びのコツを、徹底解説します。
スーツは最低2着が基本!色・サイズ・価格の正解とは?
同じスーツを毎日着るのはNG
どれだけ高価なスーツでも、連日着続けると型崩れやテカリが発生し、清潔感を損ないます。さらに「同じスーツばかりだな」と気づかれれば、気遣いの足りない印象を与えてしまうことも。だからこそ、2着目のスーツは必須です。
2着目は色を変えて印象の引き出しを増やす
色が変わるだけで、あなたの印象はガラリと変わります。
- 黒:真面目で誠実な印象。フレッシュな新卒の定番。
- 紺:知的で爽やか。誰からも好感を持たれやすい万能カラー。
- グレー:落ち着きと余裕を演出。年上相手の商談に強い。
色の違うスーツを持つことで、TPOに合わせた「印象戦略」が可能になります。
スーツの価格帯は3〜4万円が安心
1万円台の格安スーツもありますが、営業職には不向き。生地の質感や耐久性に劣るため、すぐに劣化し、商談相手に“安っぽさ”が伝わるリスクがあります。社会人としての信頼を得るためには、3〜4万円台のスーツがコスパ的にも最適です。
自分に合ったサイズ・シルエットを探そう
同じサイズでも、ブランドや型によって着心地は異なります。スーツの良し悪しは「サイズ感」で決まると言っても過言ではありません。ポイントは以下の通り。
- ジャケットの肩幅が合っているか
- 袖丈や裾丈が手首・足首に適しているか
- ウエストのシェイプが自然に見えるか
- 金銭的に余裕があればオーダースーツもおすすめです。自分の体型に完璧にフィットした1着は、何倍も自信を引き出してくれます。
サブカバンで差がつく!TPOに応じたバッグ選びのコツ
メイン+サブバッグが今の営業の新常識
営業職は「荷物が多い」「天候や移動が多い」など、意外とバッグ選びが重要です。1つのバッグにすべてを詰め込むよりも、目的に応じてサブカバンを使い分けることで、実用性も印象もアップします。
1. 形は“背負えるかどうか”がカギ
- メインが手提げ型なら、リュック型のビジネスバッグがサブにおすすめ。
- 最近はスーツに合う四角いシルエットの「2WAYタイプ」が人気です。
- 長距離の移動や資料が多い日に、リュック型は体への負担を軽減します。
2. 素材は“軽さと耐水性”で選ぶ
- ナイロン製や合皮製は軽量で耐水性も高く、雨の日や外回りに最適。
- 本革は高級感がある反面、重さがあり、営業初心者にはやや扱いにくいかもしれません。
3. TPOに応じた“使い分け”ができると一歩リード
例えば…
- リュック型:長時間移動・荷物多めの日
- 薄手ブリーフケース:書類1枚だけの日、社内業務中心の日
- 防水バッグ:天候が悪い日の外回り
複数バッグを持つことで、「準備ができている人」という印象を自然と演出できます。さらに、使い分けによる気分転換ができるのも、地味に大きなメリットです。
靴も2足はマスト!営業マンの足元にこそ差が出る
同じ靴を毎日履いてはいけない理由
スーツと同様に、靴も1足を履き続けると傷みやすくなり、型崩れやニオイの原因にもなります。毎日違う靴をローテーションすることで、革の呼吸を助けて長持ちさせることができ、結果的に経済的でもあります。
靴の色は“ベルトとの統一感”が鍵
ベルトと靴の色がちぐはぐだと、全体の印象が台無しに。黒のベルトしか持っていないなら、まずは黒の靴を2足揃えましょう。茶色の靴を選ぶなら、同系色のベルトも合わせて準備を。
デザインの違いで印象を変える
同じ色でも、つま先やステッチのデザインが違えば印象は大きく変わります。ラウンドトゥの柔らかさ、ロングノーズのシャープさ、ストレートチップやウィングチップのクラシカルさ。スーツや商談相手に合わせて靴の表情も変えてみましょう。
靴もまた“第一印象の一部”である
足元は意外と見られています。磨き残しのないピカピカの靴、丁寧に選ばれたデザインの靴は、それだけで「細部まで気を配れる人」という印象を与えます。営業マンにとって靴選びは、もはや名刺の一部とも言えるのです。
まとめ
営業マンの2着目アイテムは“戦略”で選ぶ
第一印象を左右するスーツや靴、バッグは、営業マンにとって単なる衣類や道具ではなく、自身を演出するための“営業ツール”です。だからこそ、2着目・2足目・2個目の選び方が重要になります。
高級品である必要はありませんが、清潔感・サイズ感・TPOに応じた使い分けができるかどうかが、「デキる営業マン」と「普通の営業マン」の分かれ道です。ネクタイやシャツ、ベルトとのバランスも考慮しつつ、自分らしさを引き立てるスタイルを磨いていきましょう。
最初は真似からでも構いません。身近にいる先輩のスタイルや、ショップのアドバイザーの意見を参考にしながら、自分に合う“武器”をそろえてください。見た目の印象が変われば、相手の対応も、あなた自身の自信も大きく変わってきますよ。